燕岳・初級者たちで燕山荘へ泊まろう1泊2日(後編)

小屋泊燕岳2タイトル画面

無事に辿り着いた燕山荘。周りの人から聞いていた通り、きれいな山小屋でした。ここで満点の星空の下、ステキな一晩を過ごすはずだったのですが…?

ブログランキングにも参加しています。左が人気ブログランキング、右がにほんブログ村です。押していただけるととても嬉しいです。
  にほんブログ村 アウトドアブログへ

目次

01燕山荘での夜

燕山荘に戻ったら食堂にてまずは生ビール!飲まない人はケーキ!
燕山荘はケーキでも有名です。美味しいケーキがたくさんあるそうで、時期によってはケーキバイキングイベントもあるとか…。
それぞれが登った感想、燕岳への感想を話しながら楽しいひと時を過ごします。複数人で来ているとこういうところがいいですよね〜。一人登山がメインとなった今は感想を言えるのはもうひとりの自分かブログだけですよ…。フフ♪…ふ〜…。
その後、割り振られた部屋で晩御飯タイムまで仮眠をとることに、前夜からほぼ寝ていないので皆ぐっすり眠る。
燕山荘での部屋割り

その後夕食の知らせで起きて食堂へ…燕山荘の夕食はこんな感じでした。
燕山荘の夕食
1日身体を動かしたおかげでいくらでも食べれる。夕食をペロッと平らげ、その後外へ出て星空鑑賞タイムにはいることに…

いやあ〜満天の星空だね…

夜空を見上げる姿
夜の天候も恵まれています。風もなく穏やかな夜…。

でも私は宴会がしたい…!

ビールを片手に笑っている姿
もちろん皆、星空に夢中…(あたりまえだ)1人暇な私はとりあえず呑もうかなとツマミを出してみることに…わざわざ持ってきたツマミは〜家の冷蔵庫にあった
筋子の絵

なんで、ここへ、筋子なんて持ってきたの?

筋子を見てドン引きの人びと
友人らの視線が痛かった…この頃から7年近く立った今の私もなぜ、この時に筋子を持って行ったのか当時の思考回路がナゾ。
多分…山で海のモノを食べるなんて贅沢をしたかった…のかも?
しかも…その筋子ったら…外気の寒さでカチコチでほぐれないの…一つの塊なの…。

冷蔵庫に入れている以上に冷えているみたい

すじこをほぐそうとする
初めての北アルプス、標高が高ければそれだけ気温が寒いってことをちゃんと理解してなかったこの頃…。てかさ〜皆も筋子なんて食べたくないよね…(^_^;)
友人からの「もう諦めなよ…」って一言で筋子をザックに戻しました…。
その後も引き続き星空をみんなで見ることに…空にはたくさんの星がまたたいています。みんなそれぞれに夜空を見上げていて、とても無駄話をふれる雰囲気ではありませんでした。
すっかり星を見飽きた私は燕山荘の周りを徘徊…。

寒い…そして星座とかよくわからない…

夜空のしたで膝を抱える
東京はまだまだ暑いこの季節ですが山の上はホント寒いです。
見続ける仲間に別れを告げ布団へ…実は…私この時…がっつり高山病でした。

頭がジンジン痛いよ〜!

頭を押さえて唸っている
この登山の数年前に行った富士山山頂でも高山病にならなかったのに…富士山より標高が1000m低い場所なのに…なる時はなるのですね。
もしかしたらアルコールせいかしら?とも思うのですが、その後の山ではそんなことは無いので体調との兼ね合いなのでしょうか?
痛みに弱い性格なので早々に頭痛薬を飲んで眠ることに…夜中にふと気がつけば周りも就寝…寝息やいびきが暗闇に響いていました。
幾度か目を覚ましつつも眠っていると…

……
………
ポロロンロンロン♪ポン!ポン!ポン!ポロロンロンロン♪ポン!ポン!ポン!

ーーー!

目が覚める
深夜2時に友人の携帯がマナーモードになっていなくて夜中に鳴り出しちゃったよ!
やたら陽気で激しい着メロ音が山小屋内を巡ってる!!!
どうやら前日にセットした携帯の目覚まし時計を止め忘れたようで…。焦って止めようとする友人…。

なんて迷惑な奴だ!同じ宿内の皆様…本当にごめんなさい!

眠っている姿
かといって私が起きても何もできないし、ただ騒ぐだけでしょうから…他人の顔して寝続けました。目覚まし時計、気をつけましょう…。

02燕山荘周辺を散歩

地図中燕山荘から稜線
朝5時前後に周りの気配で自然に目が覚め…眼鏡をかけようと思ったら…ここに置いたと思った場所にない?
布団と登山道具と人の間にまみれ…どこへいったの?私の眼鏡…。
寝る前にわかり易い場所にきちんと置いておけばいいのだけれど、昨夜の就寝時の寝床は真っ暗。その中をヘッドライトを使ってガサゴソするのは周りの迷惑…多分ココラに置いておけば大丈夫なんじゃないから…と、どこかへ適当に置いてしまった…その結果がコレ。

めがね、メガネ、眼鏡…あ、蜘蛛…

寝起きにメガネを探す
綺麗と言われる燕山荘でも蜘蛛とかいますからね〜。
家にいるときは虫を見ればギャーっと思ったりするけれど、山にいると何だか大丈夫なところが人間って適応力があるのねと感心する。
眼鏡は結局友人に見つけてもらいました。眼鏡をかけないとにっちもさっちもいかない視力の人はホント気をつけよう!
眼鏡をかけて外を見れば…今日もとてもいい天気!
今日は下山のみの予定、山小屋で朝食をとって小屋の談話室で今日の行動を作戦会議。

この後どうする? 燕岳は昨日行ったし…大天井まで往復するのも何だし…てかそんな歩きたくない

座って考えこむ
ということで、燕山荘の周りをちょっとだけ散歩してみることに…お散歩するなら…多分こっちじゃない?と曖昧なまま燕山荘の裏側に通じる道へ。
まだまだ続く稜線
青空の下のんびりとした稜線歩きなんですが…なんとなくなんだけど…みんなそんなに稜線歩きに萌え萌えしていなかったかも?燕山荘へ泊まったことでなんか満足しちゃったみたい?
稜線上から山々をのぞむ
結局蛙岩までは行かず、手前の小ピークで歩みを止める。
朝の作戦会議プランで出た、大天井まで行こうとしなくて本当に良かった…。
皆がヤリだヤリヤリー!と何やら騒いでいます。

なにそれ?槍?

ちらっと見る
私も皆が見ている方へシャッターを押しました。
稜線から見る槍ヶ岳
ふふ…この頃の私ってば槍ヶ岳を知らなかったのですよ…。
稜線から見る槍ヶ岳はものすごく遠く、私の人生であんなところまで歩くことはこの先無いだろうな〜と思っていた当時…。
稜線上から下山を気にする
地図上に会った蛙岩には辿りつけなかったけれど、程よく歩いたというコトで燕山荘へ戻ることに
もうチョットで蛙岩
時刻は9時20分、中房温泉へ向けて下山開始です。

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次